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【アーカイブ】「本当に学んで欲しかったことを学ばせているだろうか? 〜対面とオンライン、リアルとリアリティ〜」(これからの教育実践ゼミ新春特別編)
¥3,800
※決済後、ゼミ受講ガイドのPDFファイルがダウンロード出来ます。 ご一読いただき、ガイドに記載されているリンクから視聴ください。 ライブのまま記録しています。一部ノイズの入る箇所もございますのでご理解いただけますと幸いです。 武術研究者・甲野善紀先生と一緒に「これからの教育」を模索していく実践ゼミ第7回。新春特別編としてゲストに小林晋平さんをお迎えします。タイトルは「本当に学んで欲しかったことを学ばせているだろうか? 〜対面とオンライン、リアルとリアリティ〜」 ー甲野善紀先生より対談にあてて 小林晋平東京学芸大学准教授と初めて御縁が出来たのは、今から17年前の2003年の暮だったそうだ。「そうだ」というのは、もう20年近くのお付き合いであることはわかっていたし、最初の出会いのキッカケが、現在の小林准教授夫人が大学生の時、名越康文・名越クリニック院長の授業で私のことを記憶されていた事、空手をされていた、当時は京大の大学院生だった小林准教授が私の事に関心を持たれていた事から、私に繋がった事は記憶していたものの、一番最初にお目にかかったのが何年だったか思い出せず、今回小林准教授に問い合わせて思い出したからである。 そして2回目に小林准教授が松聲館に来られた時、是非お二人を引き合わせたいと招いたのが、現在独立研究者として京都を拠点に活躍中の、当時は、まだ高校3年生だった森田真生氏である。 その後、小林准教授は東大で研究を始められた後、カナダに留学され、カナダから帰国後は前橋の群馬高専で教職に就かれた。そして、ここで教師として大活躍。群馬高専で学生から選ばれるベストティーチャー賞を6年連続で受賞。学生からついたニックネームが「やる気の無料配布」だったという。 風貌も話し方も、もし後年、この小林晋平准教授の役を誰か俳優が演じようとしても、御本人ほど、その劇的な「やる気の無料配布」というニックネームにふさわしい役はこなせないと思うほど。 私にとって、この時期、小林晋平准教授と是非語りたいと思う大きな理由の一つは、小林准教授が最初に私のことをNHKの教育テレビ(現Eテレ)の「人間講座」のテキストで、見かけられた時、そこに書いてあった『人間の運命は完璧に決まっていて、同時に完璧に自由である』という、私の人生のライフワークの言葉に「強く惹きつけられた」と、伺っていたからである。 物理学の研究者で、「ひも理論」が専門という小林准教授と、是非私の人生のライフワークについて突っ込んで語ってみたいと思っている。 ゲストプロフィール 小林晋平(こばやし・しんぺい) 1974年長野県長野市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門は宇宙物理学・素粒子物理学。東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター研究員、日本学術振興会海外特別研究員(カナダ・ウォータールー大学、ペリメーター理論物理学研究所)、国立群馬工業高等専門学校講師および准教授を経て、現在、東京学芸大学教育学部物理科学分野准教授。ブラックホールや宇宙の始まりについて研究する一方で、子ども・保護者向けの物理学や教育についての講演を通じ、教育のあるべき姿を実践的に探求している。前任校の群馬高専では6年連続して学生からベストティーチャーに選ばれ、学生からついたあだ名が「やる気の無料配布」 「YouTubeチャンネル「PHYSIS Entertainment」では 相対論や宇宙論のわかりやすい講義を配信する とともに、2020年3月にはコロナ禍の子ども達の 学びを応援するため、高校物理を24時間連続で 講義するライブ配信「24時間ではしりぬける物理」を 企画し、成功させた。 」
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ロマ(ジプシー)の言語異世界 第二回「ロマの祭日と儀式」
¥3,500
※決済後、ゼミ受講ガイドのPDFファイルがダウンロード出来ます。 ご一読いただき、ガイドに記載されているリンクからZOOMの受講登録をお願いいたします。オンデマンドで視聴できます。 【日時】1月17日 15:00-17:00(ZOOMのウェビナーで配信します) 「ロマの祭日と儀式」 第二回講座では「祭日と儀式」がテーマです。 ロマは住んでいる土地によって異なる宗教を持っているため祭日は国や地域によって様々ですが、特にバルカン半島の「エデルレズィ」という「迎春の祭り」がロマの祭日としてよく知られています。今回はこの「エデルレズィ」、「雨ごいの儀式」とロマの意外な関係、ロマの守護聖人「黒いサラ」などについて、関連のある歌や動画を共に視聴しながら学んでいきます。 最後に「エデルレズィ」の歌の歌詞を読み、ロマニ語を簡単に学びます。 内容(予定) 1.ロマの宗教 2.エデルレズィ(最も有名なロマの祭日) 3.雨ごいの儀式とロマ 4.ロマの守護聖人(「黒いサラ」) 5.ロマの宗教性とは? 6.ロマニ語読解「エデルレズィ」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 講師プロフィール 角 悠介(すみ ゆうすけ) 1983年東京生まれ。言語学博士。ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センター所長。公立大学法人神戸市外国語大学客員研究員。日本エスペラント協会会員。NPO地球ことば村会員。ハンガリー留学中にロマニ語専門学校に通い、ホームレスのロマ達と酒を飲み交わしながらロマニ語方言を実地で学ぶ。後にルーマニア国立ブカレスト大学ロマニ語学科創立者・国家教育省少数民族局ロマニ語専門官ゲオルゲ・サラウ教授に師事し「ロマニ言語学」を体系的に学ぶ。トランシルバニア地方のロマ集落に2年間通いロマニ語方言を研究し言語学博士号を取得。ルーマニア国立ブカレスト大学「ロマニ語学科」にて助教を勤めた後、現在母校のルーマニア最大の国立大学バベシュ・ボヨイ大学「日本文化センター」所長を務めながら文学部にてロマニ語学を担当。スラム街から宮殿まであらゆる場所へ足を運び、戸籍無き者、性産業従事者、警官、教師、学者、音楽家、踊り手、武術家、魔女、政治家、王族、老若男女全てのロマニ語話者を平等に師と仰いで教えを乞い、その美しい言語が絶えぬよう日々尽力を尽くす。 ルーマニア国家教育省主催ロマニ語夏期講座講師、ルーマニア・クルージュ県ロマニ語学力オリンピック試験官などを歴任。固有の国を持たないロマ民族の政治的中心機関である国連経済社会理事会(ECOSOC)特別諮問機関「国際ロマ連盟(IRU)」にて日本代表を務め、ロマ民族最大の国際会議「世界ロマ大会」にも議員として出席。ロマ民族への貢献とロマニ語普及運動における功績が認められ、2019年北マケドニア共和国のロマ文化団体「ロマノ・イロ」より表彰を受ける。ルーマニア国家文化省公認ロマニ語翻訳者資格を有す。2020年現在ベラルーシ共和国のロマニ語方言を研究(科研費助成事業)。 著書:「ニューエクスプレス ロマ(ジプシー)語」(2018年、白水社)、Elemente românești în graiulrromilor din Poiana-Turda (2017, Editura Muzeul Literaturii Române)
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下西風澄×森田真生 「詩と植物」
¥5,000
※決済後、ゼミ受講ガイドのPDFファイルがダウンロード出来ます。 ご一読いただき、ガイドに記載されているリンクから受講登録をお願いいたします。 【概要】 下西風澄×森田真生 「詩と植物」 1月23日(土)19:00-19:30 イントロトーク「言葉と傷み」(森田真生) 19:30-20:00 トーク「言葉・エロス・植物」(下西風澄) ※下西風澄さんが書かれた詩の朗読も行います。 20:00-20:15 休憩 20:15-21:30 下西風澄×森田真生 対談&質疑応答 【下西風澄さんからのメッセージ】 言葉は世界を見立てる。私たちは世界を見立てることによって把握し、そのことによってときに生から遠ざける。人間は世界を言葉で見立て、突き放し、その距離感を図ってきた。言葉が世界を見立てるとき、世界の生々しさ、その生の艶やかさは剥奪される。 しかし、ときに詩人たちの言葉は存在を結び、つなげる。私の目の前に咲く一輪の花について語るとき、言葉を通じて存在は交わる。それはひとつのエロスである。生きていることの生々しさ、欲動、せきとめられない衝動をそのままに言葉が結びあげる。 樹木、花、根、葉。植物はその身体全体をこの世界に押し広げながら、開花のなかで世界と交流する。けっして世界を見立てることなく生きる、植物の存在の在り方から、私たちは何を得られるだろうか。 詩とエロスと植物、というテーマのなかには、私たちの存在の在り方を問い直す種子が眠っているように思う。